高隈地区は、昨年度の台風16号で甚大なる被害を受けました。この災害
を教訓とし、災害に対しての意識を高めるため、9月3日(日)、高隈地区
全体で避難訓練を実施しました。
今回の避難訓練は、台風・大雨を想定した避難訓練で、昨年の台風16号
の影響で河川の護岸の修復も完了していないため、河川に大きな被害が予想
されるものとしました。
午前8時に鹿屋市から関係機関、高隈・大黒町内会長へ避難準備開始の発
令、その後町内会放送で住民へ避難広報を行いました。
柏木多目的集会施設、高隈中学校武道館、大黒小学校体育館3カ所の避難
所を開設し、それぞれの避難場所へ避難しました。
その後、午前9時に土砂災害警報情報の発表があり、避難勧告の発令・避
難広報を行いました。各避難所では、町内会長、自治会長を中心に避難の呼
びかけ、避難者名簿の作成、避難した世帯を住宅地図上に色を塗りました。
終了式では、鹿屋市安全安心課より「土砂災害について」「避難情報の種
類について」「非常用持ち出し袋の重要性について」など防災講話をして下
さいました。
地域住民の避難人員は、柏木多目的集会施設、高隈中学校武道、大黒小学校
体育館、関係団体を含め約300名以上の参加がありました。
避難訓練終了後は、鹿屋市役所、鹿屋市消防団、鹿屋警察署、社会福祉協
議会、コミュニティ協議会役員、町内会長、自治会長、安全安心部会で反省
点などの意見交換会を行いました。
3カ所同時に避難所を開設する訓練は、鹿屋市では初めてだという事でい
ろんな意見がでましたが、反省点をもとに年に1回は、避難訓練を実施して
いきたいと、まとまりました。