8月25日(土)、たかくま石蔵館にて、昔の子ども行事である「盆がま行
事」開催しました。
「盆がま行事」は、学校と地域との連携を深めるため、また、昔の子ども行
事を伝承するためにまちづくり部会が中心となって取り組んでいる事業です。
当日は、地域の小中学生13名、保護者6名、高齢者24名、その他まちづ
くり部会員など約60名の参加がありました。
はじめに「盆がま行事」に詳しい地域の方に説明をしていただき、「盆釜」
とは、お盆の頃に昔、子ども達が地域から米や銭をもらい集めて、戸外で炊
いて食べるという行事である。
①人から物を貰う体験、力を合わせて物事を達成する喜びを知る。
②弱い者を助け、自分の欲を捨てる心を育てる。
③天界の人の前で、人間創造の過程の者が欲望を捨て、自我を拒否し、大和
魂を育てる。
このような目的があると説明していただき、子ども達は真剣な表情で、また
高齢者の方々は「うん、うん」とうなずきながら話を聞いていました。
実際の盆がま行事とは少し異なりましたが、みんなでカマドを作り、子ども
達は、火のおこし方やご飯の炊き方などを学び、昔ながらの羽釜でご飯を炊
きました。また、高齢者の方に聞きながら、小刀の使い方を学び、竹で器や
箸を作りました。
器も箸もご飯もみそ汁も、すべて手作りのものばかり。
みんなで食べると、より一層おいしさが増しました。
食事後は、鹿屋市役所 地域おこし協力隊と国際交流員を招き、高隈寺子屋
として、「楽しい英会話教室」や大黒町内会長の黒木氏の「5分で覚える漢
字教室」などを開催し、交流を深めました。